楽天証券の「債券マルシェ」についてSBI証券と比較してみた。
こんにちは、ごんべ@債券マルシェのついて!です。
楽天証券の「債券」が大幅にリニューアルされました。
特に「外国債券」の既発債の「社債」の取扱数が大幅に増えております。
HPには「外国債券の既発債を200銘柄以上揃えています」と記載されています。
特徴としては「社債」の取り扱いが多くて「国債」が少ない印象です。
社債の購入を検討している人にとっては魅力的な内容になっていると思います!
(社債でラダー型PFを組みたい人には楽天証券が良いですね)
楽天証券とSBI証券との価格比較をしてみた
SBI証券や楽天証券の債券取引は「相対取引」になるので、債券価格が同じではなく証券会社毎に価格が違います。
発行体が違う債券を比べても微妙なので、今回は同一の債券を探して比べてみました。
まずは米ドル建てのストリップス債(割引債)で同一のものがあったので比べてみます。
(償還日が2030年3月31日のトレジャリーボンドです)
平日の価格だと証券会社毎の「債券単価の決定時間」や「HPの更新時間」のバラつきがあるので休日で比較しました。
まずは7月30日(日曜日)のコピペになります。
上が楽天証券で下がSBI証券の画面になります。
楽天証券は単価98.9%(利回り3.81%)で販売しています。
SBI証券は単価97.93%(利回り3.981%)で販売しています。
単純比較で単価差0.97%(利回り差0.171%)ほどSBI証券の方が安く購入できますね!
同様の債券を別日で比べてみます。↓は8月6日の時点のコピペになります。
上が楽天証券で下がSBI証券の画面になります。
楽天証券は単価92.97%(利回り3.82%)で販売しています。
SBI証券は単価91.83%(利回り3.988%)で販売しています。
単純比較で単価差1.14%(利回り差0.168%)ほどSBI証券の方が安く購入できますね!
上記のように米国債(ストリップス債)ではSBI証券の方が安く購入できそうです。
同一債券ではないのですが他の債券についても、だいたい同様な利回り差があるように感じました。
米国債を購入するなら楽天証券よりもSBI証券の方が安く購入できると思われます。(個人の感想です!)
次に米ドル建ての社債について比べてみます。
社債も同一のものがありましたので下記にコピペします。
(メタ・プラットフォームズの利率4.8%で償還日2030年5月15日の債券)
8月6日時点の画面です。
上が楽天証券で下がSBI証券の画面になります。
楽天証券は単価101.5%(利回り4.53%)で販売しています。
SBI証券は単価101.08%(利回り4.61%)で販売しています。
単純比較で単価差0.5%(利回り差0.08%)ほどSBI証券の方が安く購入できますね!
同様に↓はメタ・プラットフォームズの利率5.6%で償還日2053年5月15日の債券になります
8月6日時点の画面です。
上が楽天証券で下がSBI証券の画面になります。
楽天証券は単価103.06%(利回5.39%)で販売しています。
SBI証券は単価102.67%(利回り5.417%)で販売しています。
単純比較で単価差0.39%(利回り差0.027%)ほどSBI証券の方が安く購入できますね!
結論(個人的な感想)
米ドル債、社債ともに同一銘柄で比較したところ「SBI証券の方が安く購入できる」という結論になりました。
他の銘柄を見ても、大雑把に利回りを比較してSBI証券の方が安く買えそうなのかな。と思いました。(個人の感想です!)
今後、楽天証券が相対取引価格を引き下げることもあると思いますので、定点観測は必要かもしれません。
(個人的には楽天G関連は改悪が続いているので、楽天証券がIPOで上場するまでは「望み薄かな」と思っていますが・・・😰)
現状のネット証券における債券売買はスプレッドが広い(短期債え3~5%、長期債で5~7%という噂)ので、楽天証券には頑張って欲しいです!