インフレ経済と資産保全

こんにちは、ごんべ@インフレ経済と資産保全!です。

個人の金融資産残高が過去最高になったニュース↓を見て、もう少し深堀りしたくて日銀HPのデータを見てみました!

https://www.yomiuri.co.jp/economy/20240627-OYT1T50080

個人の金融資産残高、過去最高の2199兆円…株式・投資信託の資産価値膨らむ
日本銀行が27日に公表した1~3月期の資金循環統計(速報)によると、3月末時点で個人(家計部門)が保有する金融資産残高の合計は2199兆円だった。前年同期比7・1%増で、5四半期連続で過去最高を更新した。3月に日経平均株価が史上最高値を更新するなど、株高を受けて、株式や投資信託の資産価値が膨らんだ。

↓日銀HPのデータ(家計の金融資産)

https://www.boj.or.jp/statistics/sj/sjexp.pdf

***********************

「3月に日経平均株価が史上最高値を更新するなど、株高を受けて、株式や投資信託の資産価値が膨らんだ。」
とニュースにあったので、確かに資産価値は増えているけど投資金額も増えているからでは?
と日銀データを見てみたけど、預貯金が減っていないことから単純に株高で資産が膨らんだと見て良いですね🤔

2024年3月末データで 投資信託と株式 が前年度比30%超えになっていることから、資産運用をしているかの有無で格差が拡大したと言えるかな。

そして以前から言われていることですが、日本の金融資産の半分は現金(預貯金)というのも変わっていませんね😓
新NISA開始されて、もう少し預貯金から株式等へ資金が流れるかと予想したのですが・・・

まぁ日本人の保守的なところはそう簡単には変わらないのかな。
あまりにもゼロ金利(デフレ)の時代が長かったので、預貯金が株式等へ流れるまでには時間が必要なのかと思います。
(一度お金の流れが出来ると付和雷同的に一気に資金が動く可能性もありますが・・・)

インフレ経済と資産保全

基本的にインフレ経済の国では株価は上昇するはずです。
インフレということは相対的に通貨価値が下がるので資産が目減りします。

労働収入があれば「賃金UP」で資産保全につながるかもしれませんが、労働収入がなければ資産保全を考えなければなりません。
(インフレで年金の支給額はUPしますが、マクロ経済スライドでインフレ負けするように設計されているw)

今後の日本のインフレ率がどれくらいで推移するのか分かりませんが、目標の2%は無理にしても1~1.5%程度で推移すると
毎年の資産がインフレ分だけ目減りすることになりそうです。
(正確には「インフレ率-預金の利率=目減り率」になりますが・・・三菱UFJの1年定期が0.025%なので誤差レベルw)

家計の借金の有無(主に住宅ローン)で変わると思うけど、資産運用をしているかの有無で「格差が広がる時代」に入ったよう思います。
勿論、資産運用でマイナスになることもあるので「ミイラ取りがミイラ」にならない様に気を付けないと駄目ですがw

今のところ「生涯の資産運用成績」はインフレ率に対して大幅プラスになっているので、今後も大勝ちを目的にすることなくインフレ負けしない程度に安定した資産運用を心掛けたいと思います。
(ごんべ家の資産運用での心配事は「為替」に尽きるのですが😓)

独り言(日本のインフレ経済への疑問)

個人的に「今後も日本でインフレ経済が継続されるのか?」という疑問があるのですが、
正直よく分かりません😣

エコノミスト等の発言を聞いている限り「インフレは継続する」という見立てが多いように思います。

現状で日本がインフレ(コストプッシュ型)になったのは

  • 輸入インフレ(内外価格差)
  • 資源価格高騰
  • 通貨安(円安)
  • 産業競争力の低下
  • 人口減少(労働力の減少)

上記の理由が言われています。

個人的に上記の理由の中で、日本でインフレが長期化する理由として重要なのは「産業競争力の低下」と「人口(労働力)減少」だと思います。

しかし、労働力の減少に関してはシミュレーションされた数字以上に働く高齢者が日本では多いと思うのよね🤔
もちろん雇用のミスマッチはあると思うけど、総労働人口は「高齢者が死ぬまで働く」ことで緩まるように思うのですが・・・。

同時に政府の「過剰な労働者保護政策」のおかげで「高給な高齢者」が労働市場に残ることで「産業競争力の低下」の問題が残ります。
これは、根が深すぎて今後も変わらないと思うのですが「産業競争力の低下 ≒ 円安」だと思うので、「円安=コストプッシュ型のインフレ」は物価が均衡(内外価格差の是正)するまで続くという認識になります。

つまり日本は「デマンドプル型」のインフレになることはなく、「コストプッシュ型」のインフレが物価が均衡するまで継続すると思っています。
※ ちなみにコストプッシュ型のインフレというより「スタグフレーション」が継続すると思っています😱

株式投資にも直結しますが「円安の間は株式市場にポジティブ」だと思うけど、円高(物価が均衡)になったら株式市場にネガティブに変わります。

物価(内外価格差)の均衡というのが、何をもって均衡したと言えるのか?
が難しいところですが、海外のインフレが治まってくると均衡に近ずくはずです。

ちなみに「米国」との物価ではなく、ユーロ圏(ドイツ、フランス、イタリア辺り)が目安になるのかな?
米国との物価は乖離しすぎているので、本当に均衡するのか?
もし均衡するなら今後かなり円高に戻ることになりますね🤔

私は長期的(10年~)には円安(150円~)を予想していますが、短期的には円高(135円位)の可能性はあると思っています。
緩やかな円高の場合は「放置プレイ」で対応になると思いますが、急激な円高の時には資産売却等で対応した方が良いと考えています。
しかし、為替の予測は本当に難しいので「放置プレイ」で資産減少を受け入れるしかないのかな?

一応予定しているのは、来年早々にはアセットアロケーションのリバランス(主に「ドル/円」の比率)で、米ドル株式の利確を考えています。
※ 大統領選挙後に株式下落方向に動くようであれば、年内に米ドル株式の利確を早めるかもしれん👍
 今のところストラテジストは上方向の人が多いように思えるけど、信頼しているストラテジストの一人が下方向なのよね🤔
 NASDAQが今の株価位置でホバリングした場合、意外と下方向に動くリスクがありそうな予感w

お読みいただきありがとうございました@ごんべ
良ければ👇をポチっとお願い致します!

にほんブログ村 投資ブログ 資産運用へ
にほんブログ村

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です