家計の金融資産、過去最大 日銀、国債保有53.24%

こんにちは、ごんべ@家計の金融資産、過去最大!です。

日銀が20日発表した2023年4~6月期の資金循環統計(速報)によると、家計の金融資産の残高は6月末時点で2115兆円となり、過去最大を更新したそうです。

https://www.boj.or.jp/statistics/sj/sjexp.pdf

日本人の金融資産が約2000兆円 その内現金が1000兆円と言われていましたが、上表を見ると52.8%が「現金・預金」なんですね。
この比率を貯蓄過剰?と言えるのか。いまいち分かりませんが、来年からの新NISAでこの「現金・預金」が「株式・投資信託」へ動くのか?が注目です!

あと、上表から日本人の「保険好き」も見てとれますね。
私は「不安を煽って契約させる」のが好きでは無いのですが、確定申告で税還付分の保険以外に必要なのかな?
例えば自動車保険も自賠責を払っているのに任意保険が必要なのも制度設計が変だと思うのですが・・・。

日本も久しぶりに「インフレ」になっているので、教科書的には「現金より株式等の投資を行った方が良い」となります。
今回は実際に現金のまま保有した人と、株や投資信託などに投資した人の差が出ましたね🤔

上表より、現金・預金が1.4%の上昇に対して、株式等は26.0%の上昇、投資信託は15.9%の上昇になっています。
インフレで生活費が上昇しているので、現金のまま保有していた人はインフレ率を差し引くと実質目減りですね😱
投資行動を「起こした人」と「起こさなかった人」の差がはっきり表れているのが興味深いです。

個人的に思うことはドル基準で見た場合、円安の影響で「円の価値が目減りしている」という点も重要だと思いますが・・・。
(日本に住んでいるのでドル基準は関係無いと言えばその通りなのですが)

今回は「ごんべ家」も2022年には資産の65%程度を投資していたのでリターン金額も大きくなっています。
さすがにフルインベストメントは出来ないのですが、良いタイミングで増額投資できたのかなと思っています!

ごんべ家のアセット・アロケーションの変遷

↓過去ブログ(アセットアロケーションの変遷)で2021年のアセット・アロケーションを見ると現金比率が52%でした。
それが2022年には現金比率が35%になっているのが分かります。
(良いタイミングで増額投資が出来ました👍)

そして2023年の6月↓には現金比率が22%まで低下しています!

正直、円安効果で「米ドル資産が増えた」ので相対的に現金比率が下がったという方が適当なのかもしれん😓

うーむ・・・有名なピケティさんの不等式「r>g」を実感します。
rは資本収益率(株主や地主が投資で得られる収益率)、gは経済成長率(働いて得られる給料の伸び率)
具体的な数字は書きませんが、投資額が大きくなると「r」が大きくなるので経済成長している限り不等式は成り立ちますね。

今回の日銀発表の資金循環統計も、株式等に投資している人の多くは「資産を多めに保有している層」だと思うので
日本でも「r>g」が進んで格差が広がると思う。
今後は若い人の中でも「投資をしていた層」と「投資をしていなかった層」の差が表れてくるのかもしれん🤔
(まぁ実際に差が出るのは金融資産が1000万を超えたあたりからだと思いますが・・・)

日本にとってインフレ経済はどうなの?

インフレは生活費も上昇するので、インフレ率以上の投資パフォーマンスが必要なのですが
日本国としてインフレ経済はどうなのか?
ヤフーのコメント欄でニッセイ基礎研究所の永濱さんがコメントしていたのが↓です。

同統計で政府債務の状況を確認すると、政府粗債務/GDPは246%に低下し、ピークだった2020年4-6月期の266%から▲20%近くも低下しています。 そして、政府純債務/GDPに至っては108%まで低下し、同じくピークだった2020年4-6月期の136%から▲28%近くも低下したことになります。 こうした側面から見ても、やはりインフレで名目GDPが拡大すると、負担増を強いなくても、財政指標が改善することが改めて確認されたと言えるでしょう。

今回の統計でかなり「債務削減」となっているみたいですね。
ここで減税して経済を持ち上げるのが政府のすることだと思うのですが、なぜか「増税の文字が躍る岸田政権」はさっさと退陣して下さい。
数十年ぶりの日本の好機に、政権が宏池会というのが致命的だと思う。
新NISAも本来なら配当非課税&為替を考えなくても良い日本株に投資したいのだが、宏池会の間は「増税&株安」の未来が想像できるので残念ながら「海外株式へ投資」になりそうです。

お読みいただきありがとうございました@ごんべ
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