ドル/円を考える

こんにちは、ごんべ@ドル/円を考える!です。
3連休は外出しないでエアコンが効いた部屋でブログ更新を頑張りました!

前回のブログで「残る懸念材料は為替」と書いたので「ドル/円」を考えてみます。
正直、為替についてはプロでも予想を外すので「予想は意味が無い」のかもしれませんが「考えることに意味がある👍」と思っています。

以前は「日本国内への投資」と「海外への投資」で為替を考えていたのですが、今は「日本国内への投資」の選択肢はかなり少なくなっていて「海外への投資」を「円で投資(つまり投資信託)するか? ドルで投資(つまり米株)するか?」でドル円を考えています。
総資産におけるドル円比率を40~60%程度にしておきたいので、為替の未来予測は重要。
※ 結局、為替の予想は外れるのでドル円比率がオーバーシュートしたらリバランスするのが一番なのだが・・・w

例えば今回、ごんべ家のドル資産が「ドル円比率」で66%までオーバーシュートしています。
これを機械的に50%にリバランスするのか、今後は円高予想をして40%までリバランスするのか、今後も円安予想をして60%までリバランスするのか?為替の未来予測をしてリバランス量を調整します。
※ 為替の未来予測は当たらんので機械的に50%が正解なのだが🤔

まぁ為替の未来は当たらんけど、コロナ後の日本経済がどうなっているのか(構造変化)も気になるので、たまには日本経済を調べてみよう!

日本経済の収支推移

という訳で日本の収支の推移を調べてみました。

国際収支は「経常収支」「資本移転等収支」「金融収支」の3つから構成されているのですが、今回は経常収支を見てみます!
(資本移転等収支は金額が小さいのと、金融収支はよく分からん)

↓日本国の経常収支の推移になります。

・第一次所得収支:海外投資から得た利子・配当
・貿易収支   :モノの輸出入を差し引きした収支
・サービス収支 :旅行や知的財産権の使用料などの収支
・第二次所得収支:政府や民間の海外資金援助
・経常収支   :「第一次所得収支」「貿易・サービス収支」「第二次所得収支」を足した収支

グラフ(経常収支)の推移を見ると、第一次所得収支が伸びています。
日本は「世界一の債権国」であり、成熟した国家では第一次所得収支が占める割合が増えるようです。

今後どうなっていくのか?は正直よくわからんのですが、第一次所得収支が急速に縮小するようには見えないですね。
貿易収支は「原発再稼働&原油安」で大幅赤字から脱することができると思う。
と考えると経常収支が常に赤字になるには、海外投資の利益等が無くなるような出来事が必要なわけで
事前に兆候はキャッチできそう。

ドル/円を考える!

現状の為替は「金利差」に焦点が絞られていますが、貿易収支・経常収支・政治的な背景などが為替に大きく影響するので本当に難しい。
しかし長期的に見れば経常黒字国と経常赤字国を比べたら、経常黒字国の通貨の方が強い(価値が高い)と思うので日本の経常黒字が続く限りは、それなりに日本円の価値は維持できると思う。
そして第一次所得収支が大幅に黒字の間は経常黒字国を維持できると考える。
逆に言えば、第一次所得収支が減る方向へトレンドが向かったら注意ですね。

短期的には

あとは政治的な背景ですが、来年は米国大統領選挙があるので政治的に来年は株高にしたいはずなのよ。
だから、ここからリセッションになるのは避けたいはず。
短期的には8月24日のジャクソンホールのパウエル議長の発言でどうなるのか?
メディアを見ると今のところ「鷹発言」予想が多いのですが、個人的には利上げを匂わす「鷹寄り」ではなく、効果が見えるまで金利現状維持の「鳩寄り」の発言になると思うのだが・・・毎度予想は当たらんw
でも高金利の影響は「企業の資金借り換え」には確実に効いてくるはずなので、来年の米国は厳しそうと予想しているのだが・・・どうなるのかな。
※ 米国は間接金融が発達しているので米国の大企業は銀行等の直接金融の影響を受けないという話もあるのだが・・・。

日本の金利上昇

日本の金利が上がると日本の金融機関が「米ドル債売って日本国債買う」ので円高ドル安と言われている。
逆に言えば少しでも金利が上がれば機関投資家の買いが入るので日本の長期金利は上昇しにくいという噂w
まぁ短期のマイナス金利を解除した時が「変化点」になるかなと。
※変動金利で住宅ローンを借りている人が8割(?)という話しなのでたぶんマイナス金利解除は政治的に出来ないだろうなぁ・・・。

日本のデジタル赤字

先日アマゾンプライムの値上げが発表があったけど、日本の企業や個人が使う海外のIT(情報技術)サービスへの支払いが急速に膨らんでいるみたいですね。
IT大手が提供するネット広告やクラウドサービスなどの利用が増え、日本のデジタル関連の国際収支は2022年に4.7兆円の赤字になったようです。(デジタル赤字は構造変化だよね)
ちなみにコロナ禍前の「インバウンド絶好調」の2019年の旅行収支が2兆6350億円の黒字なので、デジタル赤字はかなり膨大な数字で円安要因に十分なりうる!

新NISA等の海外投資

オルカンやSP500などの投資信託の積立投資が現状でもネット証券だけで年間2.4兆円という報道があった。
新NISAが始まってみないと分からないが「投資金額は増えそう」なので、これもなかなかの円安要因かもしれん。

防衛費

日本が米国に支払っている「防衛費」は、詳しいことは分からないがニュースを見る限り補正費用を含めると年間1兆円くらいかな。
ミサイル購入とかウクライナ支援とかは知らん。

私自身が「長期的には円安かな?」という期待バイアスがあるので、マーフィーの法則的に「円安」になるようなニュースが気になっているだけなのかもしれん🤔

独り言

日本は世界一の債権国で「第一次所得収支」がある日突然に激減することは無いし、突然の「超円安」になることは無いと思うけど、「経常収支」と「貿易収支」は意識しておきたいです。
特に自動車関連の報道は「バイアスがある」ので、国際的なEVの数字はしっかり追いかけないと判断を間違うかもしれん。

日本の長期的(構造的?)な「円高インパクト」は報道で知る限りでは「原発再稼働」「核融合」「全個体電池」「水素発電」くらいかな。
報道されない日本のゲームチェンジになりうる技術は沢山あると思うけど、政府の支援が無い中でどこまで頑張れるのか・・・。
(日本の報道機関の駄目さは本当にどうにかしてくれ😣)

いろいろと考えても、10年20年スパンで見れば日本の「衰退」の文字しか浮かんでこないのですが・・・。
そして構造的な円安も継続しそうな感じがしますが、どうなんでしょ。
(日本もイタリアみたいに観光でしか稼げない未来になるのか?いやマジで)

日本もインフレ経済になっていくというニュースが増えていますが、私は半信半疑でどちらかと言えば「デフレに戻る」と考えています。
現状もコストプッシュ型のインフレで、デマンドプル型のインフレにはならないでしょう。
つまり海外のインフレが収まれば、日本はデフレ経済に逆戻りだと思います。
日本の仕組みでは「大企業以外は賃金上がらん」のよ、残念ながら・・・。

長期的に金利が落ち着いたら、ドル円はレンジで「120円~140円」くらいかなと予想していますが、為替予想は当たらん!のでこれもどうなることやらw
( 自動車関連のEVリスクを考えると上限を上げて「120円~160円」かもしれんけど・・・。)

今後120円を下回る「円高方向」になるのは短期的なオーバーシュートか政治的な背景が無いと難しいのと思うのですが、もしくは日銀が米国と同じくらいまで金利を上げれば(実質金利差が無くなるくらい)110円くらいまで行くのかもしれないけど、そこまで金利上げたら別の問題(日銀のBS問題)が浮上してとんでもないことになるよねw

当面の「ドル円の中立点は130円」くらいで考えることにして、以前から書いている「金(インゴット)」は130円になったら買おう!
そして5円単位で円高になる毎に100gインゴットを買い増していこう👍
(130円→125円→120円→125円→130円で500g(約500万)のインゴット購入)
それまで金価格100gインゴットが100万円を超えないように願っていますw

お読みいただきありがとうございました@ごんべ
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