債券利回りと通貨リスク

こんにちは、ごんべ@債券利回りと通貨リスクについて!です。

個別のドル建て債券を購入する時に、一番考えるのは「為替リスク」だと思います。
これは債券価格(単価)が償還日に向けて100%に収斂していくのに対して、為替レートは
何も関係ないところで動くからです。
現状のドル円は金利と連動(相関)性が高いので、金利が下がるとドル円も下落(円高)します。

直近の日米金利差とドル円チャートが↓になります。

とりあえず長期で下限を120円くらいに見ていますが、為替レートは政治絡みでどうなるか分らんのよね><;

損益分岐点の為替レートについて

私は個別の債券を購入する時に「損益分岐レート」を計算してから購入しています。
当たり前のことですが、償還までの残存期間が長い程「損益分岐レート」は下がります。

↓は今年購入した債券一覧になります。
一応120円を下限の目安に考えているので、それより損益分岐レートが上になる債券は
購入を見送っています。
(必然的に償還まで3年未満の債券を見送ることに・・・)

今回色々と悩んだのは、ドル円レートがもう少し下がってから購入した方が良いのか?
ということです。
(結局10月24日と11月9日のメッチャ円安の時に購入したのですが・・・)

以前(11月17日時点)に検証してみた事があるのですが、その時の検証ではドル円レートの低下分だけ
利回りも低下していて結局のことろ収支(損益分岐レート)はトントンでした。
(※主に10月24日に購入した債券と比較した)

今回あらためてオリックスの10年債券で検証してみた

今回、12月16日のレートで再度の検証をしてみました。

申し込み数量2000米ドル、為替は138.4円、支払経過利子28.31米ドルで計算したこころ

損益分岐為替レートは、104.1円 となりました。

私が購入した時は表の通り、為替は146.9円で損益分岐為替レートは94.9円なので
単純比較で今回の検証では 9.2円ほど損益分岐レートが上昇していました。

   <10月24日時点>   <12月16日時点>

為替  146,9円       138,4円
単価   94,6%       103.3%
利回り  6,02%       4,767%

↑の比較で見るように利回りが20%程度下がったのを見ると、高い時に購入して良かったと思えるのだが・・・。

まとめ

今回の検証結果では、通貨レートを考えるより利回りが高い時に購入した方が良かった!という結果になっている。
しかし実際には、今回たまたま「円安のスピード」より「利回り低下のスピード」が少し上回っているだけと考えるのが適当かな?とも思える。
うーん、全然まとまってなくてすみません;;

個人的には債券売却時のスプレッドを考えると、一番良いのは債券は償還まで保有して、その後は外貨MMFなどで米ドル保有しながら「円安ドル高」時に「円転」するのが良いという結論になっている(笑)
となるとデフォルトを考慮しなければ、利回りが高い時に買うのが一番!なぜなら為替レートは常に変動していて予測が難しい(当たらない)から。

独り言

来年の日銀YCCの変更(圧力)や、再来年の米国のドル安政策(予測)などを考えると、しばらくは円高ドル安方向へのバイアスが続くように思えます。
今年のPFで、ドル資産50%程度まで増やしましたが、日本で暮らしている限り日本円の資産の増え方のほうが多いのが当たり前なのよね。
とりあえず来年は売却しやすい債券(つまりETF・投資信託)を購入しようと思っています!


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